ジャイアントパンダ

ジャイアントパンダ

ジャイアントパンダの
プロフィール

和名:ジャイアントパンダ

学名:Ailuropoda melanoleuca

目:ネコ目(食肉目)

科:クマ科

体長:120〜150cm

分布:中国四川省、陝西省、他

環境:竹林

可愛い動物園の人気者として知られるジャイアントパンダですが、なんと、大昔からその生態を変えずに現代まで生き抜いてきた、生きた化石なのです。こんな意外な事実もあり、可愛いだけではないジャイアントパンダです。

ジャイアントパンダの生態について

ジャイアントパンダの出現時期

1972年10月28日に日本にやってきたジャイアントパンダ。それ以降パンダブームが訪れ、上野動物園には多くの来場者が訪れています。しかし、パンダが地球上に存在していた期間は意外にも早かったのです。それはいつかというと、300万年前になります。これは恐竜が絶滅して哺乳類の数が増え始めた時代にあたる、第三紀に当たります。これを裏付ける要素は、ジャイアントパンダの歯の化石が中国で見つかっている点です。

ジャイアントパンダの形態的特徴

いうまでもなくジャイアントパンダの形態的特徴は、その大きな体とインパクトのあるモノトーンの体色でしょう。パッと見たときは、毛皮がふかふかに見えますが、実際にはふかふかではなく、ばさばさしています。また、目の周りの黒い部分がタレ目風になっているので、可愛らしい印象を受けますが、ジャイアントパンダの目だけを見ると、意外にジャイアントパンダの目は鋭いです。余談ですが、皮膚の色は変わりません。また、笹を持って食事をしている姿をみられるように、ジャイアントパンダは手で物を持つことができる動物でもあります。

ジャイアントパンダの生態的特徴

クマ科に属してはいますが、ジャイアントパンダはクマとは違う生態を持っています。それは冬眠をしないという点です。中国でも雪が降り、寒い時期がありますが、クマと違ってジャイアントパンダは冬眠をせずに生活しています。冬眠をしないという点は大きな違いではありますが、繁殖期以外は単独行動を行うことや、それなりに気性が荒いという点は、他のクマ科の動物と同様です。

ジャイアントパンダの餌と捕食方法

一般的にジャイアントパンダの餌は笹と竹が知られていますが、本来であればジャイアントパンダも他のクマ科の動物と同様に、肉などを食べる雑食性の強い生き物です。しかし、ジャイアントパンダは気候の変化によって笹と竹を中心とした偏食生活に移り変わるしかなくなり、現在の形に落ち着いています。しかし、野生環境下では、時折小動物を食べることがあるといいます。

ジャイアントパンダの繁殖方法

野生環境化においても、飼育環境化においても、ジャイアントパンダの繁殖は簡単なものではありません。というのも、ジャイアントパンダの受胎期間が短く、それにあわせてメスとオスが出会わなくてはいけないという点から、非常にジャイアントパンダの繁殖は困難と言われています。また、飼育環境化のパンダにおいては繁殖の仕方がわからないというか、興味がない個体もいるらしく、繁殖が可能になった個体には、繁殖のための教育ビデオを見せることがあるそうです。

また、ジャイアントパンダが一度に産む子供の数は一匹ですが、場合によっては二匹(双子)が生まれる場合もあります。ですが、飼育環境下では母パンダが双子のパンダの子供の飼育は難しいといわれています。

ジャイアントパンダの生息地域と見られる場所

野生のジャイアントパンダは、中国のみに生息しており、中国以外の土地ではパンダを見ることはできません。ですが、日本でも飼育下のパンダであれば、場所は限られてしまいますが見ることは出来ます。ジャイアントパンダを飼育している動物園で一番有名なのは、最もジャイアントパンダを飼育している期間が長い上野動物園です。現在はリンリン(18歳オス)を見ることができます。神戸市立王子動物園では、ペアのコウコウとタンタンが見ることができます。そして、最もジャイアントパンダの観察にオススメしたい動物園は、和歌山県にあるアドベンチャーワールドです。現在6匹のジャイアントパンダが生活しており、世界的にも珍しい双子のジャイアントパンダを見ることができます。

ジャイアントパンダの仲間

パンダと名のつく動物でジャイアントパンダ意外になにがいるかといえば、立った姿で一躍有名になった風太くんでお馴染みのレッサーパンダですね。ジャイアントパンダと違って、レッサーパンダは多くの動物園で飼育されており、日本では飼育されているレッサーパンダの三分の一を飼育しているといわれています。その数はなんと200匹以上で、50箇所の動物園で飼育されています。しかし、それとは裏腹に野生環境下ではその数は年々減少の一途をたどっており、パンダ同様に絶滅が危惧されています。身近な動物に感じますが、意外にもレッサーパンダを取り巻く状況は良好とはいえないようです。