オカピ

オカピ

オカピのプロフィール

和名:オカピ

学名:Okapia johnstoni

目:ウマ目

科:キリン科

体長:1.9〜2.5m

分布:中央アフリカ

環境:密林

オカピ。この名前を聞いたことはあるでしょうか?このオカピとは、ジャイアントパンダ、コビトカバとならんで世界三大珍獣と呼ばれている動物であり、昔からその姿や生態を変えずに生きてきた生きた化石でもあるのです。そんな、世にも珍しいオカピについて。

オカピの生態について

オカピの出現時期

生きた化石の中では、オカピはわりと歴史の浅いものに分類されますが、それでも1000万年もの間オカピはその姿を変えずに生活してきているといわれています。1000万年前とは、新生代第三紀にあたります。複数いる哺乳類の中での生きた化石の中では、歴史の長い動物といえるでしょう。

オカピの形態的特長

一見、オカピは足の部分がシマウマのように縞模様が付いているため、シマウマなどのウマの仲間と思われる方も多いですが、オカピのひづめはシマウマなどのウマとは違い、二つに割れています。これは、ひづめが二つに割れているのはキリンの特徴なので、オカピはウマではなく、キリンの仲間です。また、それに伴い成熟したオスの頭には小さいながらも、キリンと同じく皮膚に包まれた角があります。さらに、密林に生息するオカピは自分の身を守るための保護色として黒褐色の綺麗な体毛を持っています。

オカピの生態的特長

世界三大珍獣としても知られているオカピですが、特定の保護区で保護はされているものの、とても警戒心の強い動物であり、野生環境下でのオカピの生態研究は未だにあまり進んではいません。ズーラシア、上野動物園でもオカピは飼育されていますが、それでもあまり生態の研究は進んでいないようです。ですが、分かったこととして、オカピのメスは巣を作って生活するのですが、オスは巣を作らずに生活するそうです。そのためオスはメスよりも捕食者(ヒョウ等)の餌食になりやすいそうです。

オカピの餌と捕食方法

キリンの仲間であるオカピは、キリンのように長い舌を器用に使って餌を食べます。もちろん、キリンの仲間ですから、草食動物なので餌として食べるのは、トウネズミモチなどの植物質の食物です。

オカピの繁殖方法

生態が知られていないのだから、オカピの繁殖活動についても研究が進んでいないかと思いきや、意外にもオカピの繁殖活動については、研究が進んでいます。というのも、よこはま動物園ズーラシアにて、何頭かのオカピが飼育環境化において繁殖に成功しているのです。もちろん、ズーラシアで生まれた個体は元気に成長し、さらにズーラシアで子供が子を生み、親子三世代目も誕生したそうです。

オカピの繁殖において、目に付く点は、妊娠期間が長いということです。その期間とは420〜450日になり、14〜15ヶ月の期間を要することとなり、結果的に早くとも二年に一頭しか子供を産めません。また、他の動物は、1日に何度も授乳をしなくてはならないのですが、オカピは1日に一度の授乳で問題ありません。というのも、オカピの母乳には高い栄養が含まれているため、少ない授乳回数でもオカピの子供は元気に育ちます。

オカピの生息地域と見られる場所

オカピは生息地である中央アフリカにおいても非常に個体数の少ない動物として認識されており、その数は全世界のオカピを合わせても、10000頭ほどしかいないといわれており、絶滅が危惧され、準絶滅危惧種として登録されており、野生生物保護区において、保護を受けてなんとかその種をつないでいます。

そんな生きた化石であり、世界三大珍獣であり、希少な動物であるオカピを観察できる動物園は、よこはま動物園ズーラシアと上野動物園です。特にオススメしたい動物園は、よこはま動物園ズーラシアです。このよこはま動物園ズーラシアでは、前述にもあるとおりにオカピの繁殖に成功しています。そのため、運がよければ可愛いお上の子供が見られるのです。最近では、2006年8月11日にオカピの子供「トト」が生まれており、母親であるピッピとともに見ることができます。また、このトトはズーラシアで生まれたオカピの二世代目に当たります。また余談ですが、ズーラシアではその他珍しい動物も飼育されており、また繁殖に関しても多くの力を注いでおり、可愛い動物の赤ちゃんが見られることが多い動物園でもあります。

オカピの仲間

オカピと名のつく動物はオカピしかいません。しかし、何度も言うようですが、オカピはキリンの仲間です。といいますか、オカピはキリンの祖先といっても過言ではない生き物です。オカピは古代においても、現在においても密林、森林に生息していたのですが、そのオカピの一部が草原での生活に適するように進化していった先がキリンだといわれています。本来であれば、オカピの方が先にこの生態系に出現しているのですから、オカピ科が正しいような気もするのですが、オカピよりも先にキリンの方が先に見つかったことと、オカピが発見された当初は、オカピはキリンではなくシマウマの仲間だと思われたことも重なって、オカピはキリンの仲間という位置づけが定着しているようです。